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[OSASK 2971] from OSASK BOARD
このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい。
http://www.imasy.or.jp/~mone/osask/index.cgi?REFER=3c48c032_e0a3
From: 川合秀実
Message-ID: 3c48c032_e0a3
Date: 2002/01/19 09:39
Subject: Re: ファイルの概念
[OSASK 2964]へのレスです。
>メモリをファイルとして扱う事の利点ですが、メモリにも詳細な
>セキュリティーを記述できることだと個人的には思っています。
これはこれで正しい指摘なのですが、これを読んでいるうちに、もっと重要な
指摘をするのを思い出しました。
OSASKはメモリをファイルとして扱っているわけではありません。メモリとい
う概念がないのです。「メモリをファイルにする」という言い方は、たとえば、
メモリをRAMディスク化して扱うことも含まれますが、OSASKはそういう観点に立
っているのではありません(まあRAMディスクっぽいことも出来てしまうので、そ
の辺は説明が難しいのですが)。
OSASKはメインメモリをファイルキャッシュとしてのみ活用します。アプリケ
ーションを作る際に、CPU内のキャッシュを意識しないで済むのと同じように、
OSASKにはそもそもメインメモリなんてないと思うことは可能です。メモリをど
れだけ積んでも、それでなんらかのリソースが増えたりすることはなく、単にア
クセスが速くなるだけです。
ファイルはもちろん、HDやFDなどのデバイス上に作ります。メモリ上に作るこ
とはありません(メモリがないんですから)。ただテンポラリーファイルのように
寿命の短いものは、キャッシュ上に生成されてアクセスされて削除されてしまう
かもしれず、その場合は実メディアへのアクセスがありません。これも一種のRA
Mディスクだと言われれば、否定はできません。