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[OSASK 3468] BOARD: ライセンスについて



このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい
http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3c9ad04b_a4a9

2002/03/22 15:33
hideyosi

みなさんこんにちは。hideyosiと申します。

実は最近、ちょっとした噂話を耳にしました。それは、

どこぞの不心得な会社が、”Linux"を自社の登録商標に申請し、
 「”Linux”の名前を使いたければ、わが社にロイヤリティーを払え!」
なる行為を企んでいる・・・・

というものです。よく調べてみると、これは既に過去のことで、現在では
きちんとLinus氏が商標をもっており、上記のような悪辣なことは容易には
できないらしいです。

しかし、考えてみてください。過去には「実際に起こり掛けた」ことです。
”Linux”という、いちアマチュアが趣味で楽しんでいたものが、本人が
望む望まないを抜きにして、こんなに有名で大きくなりました。
へんな話ですが、私だって、「こりゃ一発、大儲けできるかな?へへへ」
なる悪巧みを思いつくかもしれないのは、むしろ自然なことです。

昨年あたりの、「ドメインとって企業に売って、ポルシェを買おう!」的な
たわけた発想は誰でも、いつ何時でも起こりうることです。

OSASKも、そろそろこれらの問題を考える時期にきているのではないでしょうか?

「川合堂ライセンス」は、LinuxのGPLと比べて制限がゆるく、
  「儲けたい人は儲けてもいいですよ」
的な部分があります。しかし、一番恐ろしいのは、
  「ある人が儲けるために、他を排除して独占する」
ことです。

法律は決して公平ではありません。なるだけ早い段階から、その手の
「最悪のシナリオ」を想定して対処しておくべきではないかと考えます。

幸い、OSASKは、「初めてのオープンソースOS」ではありません。既に成功し、かつ
いろいろな問題をかぶってきたLinuxやFreeBSDなどの先輩たちがいます。

これらの事例を研究して、ライセンスなどのパックボーンもどんどん組み立ててみては
どうでしょう?。

ライセンスというと、有名なのはLinuxのGPL、FeeBSDのBSDライセンスです。

これらの、「制定されている内容」自信にもいろいろ賛否ありますが、私のような
素人には、
「この事例は引っかかるのか?引っかからないのか?」
などの判断が非常に困難です。文書自体も読みにくい、英語である等ありますが、
最大の問題点は、「判例」がないことです。「判例」ですから、当然なにがしかの「判決」
が過去に出ているわけです。これがGPL他にはないのです。
もちろんライセンスは法律ではないですし、誰が、どんな権限で「判決」を行うのか
等、そう簡単ではないでしょうが、この「判例を作る」という、私のあてずっぽな意見を
含めて、過去のライセンス達より、よりわかり易く、扱いやすく、判断が迅速に行える
ものをみんなで研究してみませんか?