このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。 この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3d325215_12480 2002/07/15 13:39 川合秀実 [OSASK 4026]へのレスです。 今回の件では、最初に以下のような章建てとあまりに厳しい記述量(A4で8ペ ージ以内)を指定されており、苦難しております。 1.なにを作るか 提案の背景(なぜ)、目的(なにを)、目標(どこまで) その分野の専門家でない人にもわかるように書きなさいという但し書きあり 2.新しさの主張 背伸びして、ふくらましてほしいとの但し書きあり 3.具体的な進め方と予算 開発を行う場所、開発環境(OS、ハード)、開発 言語・ツール、ソフトウェア開発手法、開発線表、開発にかかわる時間帯、 予算など 4.提案者の腕前を証明できるもの これまでに作成したソフトウェアの説明 プログラミング言語や環境に関するスキルを示す説明 5.プロジェクト遂行にあたっての特記事項 6.将来のソフトウェア技術について思うと・期すること この順序を崩さない範囲でのみ、僕たちの裁量が許されています。これは非常 につらいです。もしテーマがOSではなく、ある種のアプリであればこれでなんと かなったかもしれませんが(それでもつらいとは思いますが)、特徴がたいへん 多岐にわたっているOSASKでは絶望的です。「専門家向け記述」を禁じられてし まったこともあり、技術面でのアピールをあきらめることにしました。技術力の 証明は4.の形式で期待されており、それに逆らうと紙面を食ってしまいます。 僕のとった方針は、こまかい技術面を伏せて現状のOSASKの性能を技術力(設 計力)の証明とし、それ以上の説明をしていません。そして前回は「ニーズがな い(魅力的なものではありません)」と言われてしまったので、ニーズの存在を 徹底して主張することにしてみました。その結果があれなのです。 またアセンブラを使っていることに言及するのもやめました。どうも世間一般 ではアセンブラを使うというのは禁断の魔法の一種みたいなもので、それを許せ ば何でもできて当然だと思われるようです。僕はアセンブラを使う理由を「よい 設計に到達するための手段」だと主張していますが、普通の人にとっては偏執的 に最適化するための手段だと思われているようです。僕は設計さえ決まれば、C 言語で書き直しても構わないと思っていますので、アセンブラのことは特に言及 しないことにしました。・・・もちろん、この偏見を論駁することが最善ですが 、規定の枚数に納めるだけの筆力が僕にはありません。 これを踏まえた上で、それでもやはり技術面を強く打ち出すべきだというご意 見がいただけるなら、僕も考え直したいと思っています。