こんばんは、川合です。今日のレポートです。 まず、やたらめっぽう.exeが大きくなった理由がはっきり分かりま した。[OSASK 5208]でなしさんがおっしゃったとおり、デバッグシン ボルが入っていたせいでした。これをとって、-O2で最適化したらまあ まあ小さくなりました。 cpp0.exe : 150KB cc1.exe : 2.77MB cc1plus.exe : 3.46MB 参考:MinGWのcc1plus.exeは2.94MB それと今日は全体の見通しをよくするために、明らかに使っていない ソースファイルを削除しました。もちろん削除後でもエラーなく生成で きます(できたバイナリがちゃんと動くかどうかはチェックしていませ んが)。 またmakeファイルも自作のもののみを使っています。 現段階でソースをまとめて圧縮すると4.38MBになります。もとが21.7 MB(tar.gz)なので、それから見ればかなりすっきりしています。もとの やつはadaとかfortranが入っていたので、それがなくなった効果もあり ます。 それでいじっていて思ったんですが、これをコンパクトにするってい うのは短時間ではできない気がしてきました。手間がかかりすぎます。 そうなると時間がもったいないので、適当なところで打ち切ります。も し圧縮してもディスクに入りきらないほど大きいままだったら、複数の ディスクに分けて運んで、OSASKにえせRAMディスクを作って、そこに展 開することにします。これはクロスコンパイル以上に不便ですが、この 状態にまでしておけば、ハードディスクサポートができたときにすぐに 使えるということになるわけです。gccに時間をかけすぎて全体の開発 が遅れるかもしれないことを考えると、これがベストなんじゃないかと 思えてきました。 ちなみに、今週中にMinGWでビルドできるっていう予定は、もうあき らめています。来週までかかるのは避けられないと思っています。もう ちょっとcygwin上で練習しないとMinGWへは持ってこれません。来週は src30も出したいので、ちょっとペースが落ちるかもしれません。 今、[OSASK 3169]で教えてもらった方法を試してみました。おお、Ga kuさんの書いたとおりに、constantなデータも.dataセクションに展開 されるようになりました(helloc4.cでテスト)。すばらしい!・・・ ということは、これをwin32上で走らせられれば、それだけでMinGWより も重宝しそうです。 2ちゃんねる掲示板の書き込みによると、-mnocygwinを使うとcygwin 内でもwin32用の実行バイナリができるらしいので、明日はそれも試し てみたいです。うまくいったら、win32版のcc1plus.exeをリリースした いです(もちろん僕が作った4.38MBのソースもセットで・・・GPLです から)。これがうまくいくようなら、OSASKのクロス開発もlcc-win32か ら乗り換えていくことになるかもしれません。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! imasy.org Homepage http://www.imasy.org/~kawai/