このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。 この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3e33d771_e481 2003/01/26 21:41 SH SHです。今日のオフ会はお疲れ様です。 おかげで楽しい時間をすごすことができました。 準備をしてくださった皆様には感謝します。 ありがとうございました。 今日のオフ会で私が感じたことは、OSASKはWindowsの 世界観でもって評価されているのではないか、という ことです。 もっとOSASKを分かりやすいものにする為に、Windowsの 世界観の延長線上でOSASKを評価されない為にも、OSASK の世界観を作り上げることが個人的に大切かと思いました。 というわけで、OSASKを使う人を中心としたシナリオをいっぱい 考えることでOSASKスタイル、つまりOSASKの世界観をみんなで つくりませんか? とりあえず私から2話ほど。感想を聞かせてください :-) ---- 鈴木一郎(サラリーマン) 鈴木一郎は朝の電車の中で何か思い出そうとしていた。 どうしても思い出せない。鈴木はポケットから小指ほ どの記憶装置(Aスティック)を取り出した。昨日、パ ソコンのスケジューラでメモを残したことを思い出し たからだ。都合の良いことに隣に重い端末をだるそうに 抱えて座っている同僚がいた。鈴木は同僚から端末を借 りAスティックを差し込んだ。すぐに昨日、家で仕事をし ていた画面が現れた。昨日はずいぶん、いろんなアプリ を起動していたものだと鈴木は思いながらスケジューラ を見た。 午前10時からA社でプレゼン 同僚の端末から記憶装置を抜くと鈴木は急いでA社へと急 いだ。A社につくと鈴木は昨日、部下から聞いた提案をお もいだした。幸い、プレゼンにはまだ時間がある。あの 内容も今日のプレゼンにぜひ盛り込みたいと考えた鈴木 は、受け付けから携帯端末を借りた。鈴木は待合室で携 帯端末に記憶装置を差込んだ。瞬時に電車の中で同僚の PCで見た画面が出た。鈴木はプレゼンに新たな記述を盛 り込み携帯端末を受け付けに返した。 そして会議室へと向かった。 -- 解説: ハードと容易に切り離し可能なOSをOSASKとして描いている。 ユーザである鈴木はOSを含めたコンピュータ環境を小指ほど の記憶媒体で持ち歩いて、その場その場でなめらかに作業を 継続している。これはWindowsには明らかに不可能なことだ。 ---- 佐藤花子(ボランティア団体所属) 佐藤花子は深夜、けたたましく鳴る電話で目が覚めた。 不機嫌に電話に出ると早口で興奮した声が聞こえてきた。 「花子、大変!パソコンが盗まれたの!」それはアフリ カのC国でボランティアをしている松島奈々子からだった。 ボランティアの報告書を書いていて息抜きにコーヒーを 入れようと席を離れた隙に盗まれたらしい。またか・・・、 佐藤は思った。C国ではよくあることだ。佐藤はすかさず 聞き返した。「Aスティックは大丈夫?」。幸い松島は席 から離れる時Aスティックを抜いてポケットに入れておいた。 佐藤は胸をなでおろした。Aスティックさえ無事なら良い、 PCは日本で中古がただ同然で手に入るからだ。しかしデー タが盗まれればボランティア作業や運営に支障をきたす。 佐藤は予備のPCを倉庫から出し作業を続けるように松島 に指示し深い眠りについた。C国の松島は倉庫から予備PC を取り出しAスティックを差し込み何事も無かったかのよ うに報告書の続きを書いた。 -- 解説: これもハードと容易に切り離し可能なOSとしてOSASKを描 いている。実社会において重要なのはハードではなく(環 境を含めた)データであり今回のようなケースでは、時間 的、金銭的なコストもあまりかからないことはOSASKなら ではだろう。これもWindowsでは不可能と言える。