このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。 この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3e571348_16f9e 2003/02/22 15:06 川合秀実 [OSASK 5744]へのレスです。 >ぼやきページの拡張汎用BIOSを読ませていただきました。 >このソフトウェアは私はかなり有用なソフトウェアだと思います。 ありがとうございます。 >しかしながらOSという枠内(HDDにインストールしてブートする、 >ハードウェアと切り離せない存在)で考えている分、確かに川合 >さんのおっしゃる通り利点がイマイチ伝わりにくいかと思います。 この辺はもうSHさんのおっしゃる通りであり、実に感謝しています。SHさんの 説明は実にリアルであり、分かりやすいのです。これが多くの人の想像を刺激し て、OSASK計画全体を実り多いものにしています。 僕の説明は、常に最初から最後まで技術的な範囲にとどまっています。ぶっち ゃけた話、こんな感じです・・・。 SHさんのいうOSASKスタイル(註:ここではOSASKスタイルをスティックを入れ ればすぐに使える、というビジョンのみに限定して話しています)は、たとえば 世界中のパソコン全てに同じバージョンのWindowsをインストールしておいて、 それで実現するということが可能です。むしろ、何も知らない多くの人は「それ しか方法がない」とすら思うでしょう。もしくは、それぞれが別々のOSであって もjavaが完備されているとか、もしくはinfernoが完備されているとか、そうい うスタンスです。 僕は「そんな事をしなくてもOSASKスタイルは実現可能である」という技術的 示唆と構想を打ち立てているわけです。OSASKスタイルの実現に必要なのは、対 象となる全てのマシンに共通のOSをインストールすることでも、共通の仮想マシ ン実行環境を整備することでもなく、ほんのわずかなブートシーケンスの改良ソ フトウェアを用意するだけでいいと言っているわけです。それだけのことです。 このスタイルに必要なコストを提示して(ハードウェアコスト、ソフトウェア側 コスト)、それは一般に思われているほど大きくはないんだというわけです。 僕の技術的な構想にSHさんが血や肉を与えたといってもいいですし、逆にSHさ んの構想を実現するために僕が必要かつ十分な技術的なバックボーンを構築した と捉えてもいいです。そして僕はOSASK以外のOSでもOSASKスタイルができるよう にしたいと熱望してします。むしろ、他のOSでも可能になってはじめて、OSASK 本来の良さが引き立つでしょう(もしそういうものがなければ、さらにOSASKを 改良するかもしれません)。 またSHさんの、可能性と個性についての言及には全面的に同感です。