どーも、大串です。TRONの話が出て來てるのでちょっと補足します。 > OSASK : 世界初のエミュレータOS > TRON : 日本発で教育面にも配慮したOS(?) > Linux : UNIXとコンパチのオープンソースOS TRONはプロジェクトの名前ではありますが、特定のOSを指す名前ではありません。 例へば、今まで發賣されたBTRON-OSを見ると、 ETマスター(松下) 1B/V1〜V3(PMC) B-right/V(PMC) 超漢字1〜4(PMC) の樣になってます。BTRON386の樣な例もありますが、「固有名詞」としてのOSの名前に「TRON」を持つ物は(少なくとも私の知る限りでは)存在しません。 では、「TRONとは何なのか?」との疑問は當然出て來るわけで、これがTRONに對する誤解を生む原因になる場合もあるわけですが、人と社會とコンピュータの關係は如何にあるべきかの視點から考へたコンピュータ體系だと言って良いのではないかと思ひます。 例へば、あらゆる物にコンピュータが入り込んで、見えない所から人間の生活を補助すると言ふ考へ方(最近有名なユビキタス、坂村博士の言葉ではどこでもコンピュータ、ですね)は、その樣な考へ方がTRONなのであって、OSはそれを實現する手段だと言って良いでせう。勿論、OS以外にも手段としてのTRONは存在します。TRONキーボードとか。 > TRONは僕にはよくわかりません。まずTRONはいくつかのプロジェクト > を除いてはオープンソースではありません。仕様は公開されていますが > 仕様の公開などと言うのものは、今では珍しいことではありません。先 > 日のNHKの番組を見ていると、やたらと国産であることにこだわったよ > うな印象がありますが、そうだとすれば他のリアルタイムOSと比べてど > ういう特徴があるのか、ということになります。 えーっとですね、あれは演出上、及びコンピュータを知らない(技術者でない)人が見る爲の番組を構成したからだと思ひます。BTRONユーザなら内容の予想は大體出來たし、2chのTRONスレッドでも見事に予想が的中してます(つまり、携帶への組み込みで逆轉劇を演出するって結末ですね)。BTRONユーザに言はせれば、「B」と「I」の區別はどーなってんだ?みたいな突っ込みは所はいっぱいありますし。 あまりTRONの話をするとOSASKから話題がそれるので、これ位にします。 松田さん、もしTRON關係の質問でしたら私の方に直接メールして下さっても結構です。JKTEXTの作者として公開してますので。