[OSASK 4026] BOARD: Re: Re: (IPA) エミュレータ

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2002/07/15 07:27
s

どちらにコメントしようか迷いましたが、IPA申請書への一般的な
印象なのでこちらにぶらさげてみます。こういう補助金とは
違いますが、応募する側も採用する側も経験した立場から
少し口をはさんでみます。

竹内先生はユニークな方なので、あるいは型破りな申請から
何かを見出されるかもしれません。これはあくまで一般論として
聞いて下さい。

技術的な申請で必要なのは、提案者のアイディアのユニーク性と
それを実現する技術力の裏付けでしょう。それらを示すには、
修辞をちりばめた文書など不要、簡潔に要点だけで良いのです。
見る人が見ればそれでわかります。

具体的に言えば、「誤解してほしくないので補足するが…」「この
程度でWindowsや…悪い冗談ではないかと思われるかもしれない」
等のパラグラフは不要です。悪い冗談ではないかと思われる
かもしれないと思うのなら、そう思われないだけの技術的な裏付けを
示せば良いのです。良い具体例は1000の修辞句に優ります。
「紙面の都合で詳細は述べられない」などという句を入れる余地が
あるなら、それを削ってでも具体的な説明を入れましょう。
もちろん最終的には添付したソースやドキュメントを見てもらわな
ければなりませんが、それを見ようという気にさせる具体的な
説明が必要です。
同じく、「開発線表:紙面が足りない」というのは論外です。
技術的に何の情報もない特記事項など削ってでも具体的な線表を
入れましょう。今のままでは、余分な情報ばかり書かれていて
知りたいことがすべてぼかされている印象を受けます。

既に動作するものがリリースされているのは大きな強みですが、
私の印象では、既存技術(WindowsやLinuxだけではなく、OS研究
一般)との比較が弱いという印象を受けます。どんな新技術も、
既存の技術を良く研究しその欠点を解決するために生まれる
ものでしょう。既存の技術との比較を具体的に述べることは、
よく研究して考えていることを示し、何より開発者の熱意を伝えます。
本チャンでは多分このへんは論文を引いての議論が要求される
でしょうが、ユースではそこまでのレベルは要求されないように
思えます。(論文を読み込んでいる高校生なんてあまり居なさそう
ですし)。それでも、いくつかのOSについて内部を熟知している
ことが示せれば強いアピールとなるでしょう。

では。


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