このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。 この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3d31faea_121b 2002/07/15 07:27 s どちらにコメントしようか迷いましたが、IPA申請書への一般的な 印象なのでこちらにぶらさげてみます。こういう補助金とは 違いますが、応募する側も採用する側も経験した立場から 少し口をはさんでみます。 竹内先生はユニークな方なので、あるいは型破りな申請から 何かを見出されるかもしれません。これはあくまで一般論として 聞いて下さい。 技術的な申請で必要なのは、提案者のアイディアのユニーク性と それを実現する技術力の裏付けでしょう。それらを示すには、 修辞をちりばめた文書など不要、簡潔に要点だけで良いのです。 見る人が見ればそれでわかります。 具体的に言えば、「誤解してほしくないので補足するが…」「この 程度でWindowsや…悪い冗談ではないかと思われるかもしれない」 等のパラグラフは不要です。悪い冗談ではないかと思われる かもしれないと思うのなら、そう思われないだけの技術的な裏付けを 示せば良いのです。良い具体例は1000の修辞句に優ります。 「紙面の都合で詳細は述べられない」などという句を入れる余地が あるなら、それを削ってでも具体的な説明を入れましょう。 もちろん最終的には添付したソースやドキュメントを見てもらわな ければなりませんが、それを見ようという気にさせる具体的な 説明が必要です。 同じく、「開発線表:紙面が足りない」というのは論外です。 技術的に何の情報もない特記事項など削ってでも具体的な線表を 入れましょう。今のままでは、余分な情報ばかり書かれていて 知りたいことがすべてぼかされている印象を受けます。 既に動作するものがリリースされているのは大きな強みですが、 私の印象では、既存技術(WindowsやLinuxだけではなく、OS研究 一般)との比較が弱いという印象を受けます。どんな新技術も、 既存の技術を良く研究しその欠点を解決するために生まれる ものでしょう。既存の技術との比較を具体的に述べることは、 よく研究して考えていることを示し、何より開発者の熱意を伝えます。 本チャンでは多分このへんは論文を引いての議論が要求される でしょうが、ユースではそこまでのレベルは要求されないように 思えます。(論文を読み込んでいる高校生なんてあまり居なさそう ですし)。それでも、いくつかのOSについて内部を熟知している ことが示せれば強いアピールとなるでしょう。 では。