このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。 この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3d321b08_5c29 2002/07/15 09:44 小柳 雅明 >どちらにコメントしようか迷いましたが、IPA申請書への一般的な >印象なのでこちらにぶらさげてみます。こういう補助金とは >違いますが、応募する側も採用する側も経験した立場から >少し口をはさんでみます。 参考になります。 >技術的な申請で必要なのは、提案者のアイディアのユニーク性と >それを実現する技術力の裏付けでしょう。それらを示すには、 >修辞をちりばめた文書など不要、簡潔に要点だけで良いのです。 >見る人が見ればそれでわかります。 (中略) >示せば良いのです。良い具体例は1000の修辞句に優ります。 >「紙面の都合で詳細は述べられない」などという句を入れる余地が >あるなら、それを削ってでも具体的な説明を入れましょう。 >もちろん最終的には添付したソースやドキュメントを見てもらわな >ければなりませんが、それを見ようという気にさせる具体的な >説明が必要です。 C言語で書かれている tedit のバイナリサイズを あれだけ小さくできたのは何故なのでしょう? ・全てのイベントをシグナルで統合したOS設計のため 通常のキー入力と編集操作を同じ場所で待つことができ、 プログラムを簡潔に書くことができた。 ・メモリとファイルを統合することによって、オープンした ファイルに直接編集内容を反映できるため、プログラムを 簡潔に書くことができた。 ・シェルで圧縮したバイナリも通常バイナリとしてアプリに 渡すことによりプログラムもデータも実際にディスク上消費する サイズは小さくすることができ、アクセス速度も向上させた。 また、OSASKのカーネルを小さくまた軽くできたのは何故でしょう。 ・主要部分をアセンブラで記述することにより、コード量を 小さくできた。(前回ではこれが時代に逆行していると判断されたのは周知の通り) ・アセンブラでの記述でi386 のセグメント機構を積極的に使用することができ、 コードが簡潔になり、効率が上がった。アプリケーションでもセグメントを 駆使できるようになり、プログラミングの幅が広がった。 ・関数呼出における、スタック渡しを止め参照渡しにすることにより 効率を上げた。(かなり昔にMLで議論されていました) …と正しいかどうかは別として求められている のはこういう記述ではないかと思います。ここに既存技術との 比較を入れればいいのではないでしょうか。 また今後開発するもの(例えばコンソールAPI)に対しても、 そういう視点からの記述が必要でしょう。