[OSASK 5212] BOARD: Cygwin の GCC と mingw32 の GCC

このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい
http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3db6273a_7822

2002/10/23 13:36
RisaPapa

こんにちは。RisaPapaです。
お久しぶりです。

CygwinのGCCは仕事柄でウェブサーバテストのためによく
使っています。しかしこれはPOSIXエムレーションをするために
cygwin1.dll(882K)が組み込まれてコンパイルされるかまたは
動的にリンクされてコンパイルされると思います。
場合によってはcygintl.dllなども含まれるかも知れません。
それでサイズが大きくなるのではないでしょうか。

mingw32のGCCはC言語のCGIをテストする時などに使っています。
IISやWIN32用APACHEとLINUXのC言語CGIをコンパイルして
テストする時、私の場合はこれを使っていました。こちらは
実行するためにcygwin1.dllが必要ないからです。

私としてはCygwinのGCCとmingw32のGCCはコンパイルして
出力されたバイナリは全く別のものとして認識していますが、
間違っているのでしょうか。CygwinのGCCのヘッダーファイルと
ライブラリーもcygwin1.dllにリンクされていると思います。
基本的にcygwin1.dllファイルがシステムディレクトリにあれば
作動には問題ないのですが、コンパイルして配布する時に
このファイルも一緒に入れなければならないので私の場合は
出来ればmingw32のGCCを使うようにしています。

そのためCygwinのGCCとmingw32のGCC自体は
全く別のものとして認識して使い分けています。

CygwinについてはUNIXに似た環境で互換性を試すために
システムをテストしたり、勉強したり、遊んだりするための
おもちゃ位にしか思っていませんが、、、

<川合さんのメール内容参照>
・cygwinでgcc-3.2-20020817-1.src.tar.gzから、cpp0.exe、cc1.exe、
  cc1plus.exeの生成に成功しました。cygwin内では「gcc version 2.9
  5.3-5 (cygwin special)」というのを使ってビルドしました。生成し
  たcpp0とcc1でhelloc4.sを作ってみましたが、うまくいっているよう
  です。

・作ったcpp0とcc1はすさまじく巨大です。
    →cpp0.exe :  555KB (MinGWのcpp0.exeは93.0KBです)
      cc1.exe  : 7.49MB (MinGWのcc1.exeは2.50MBです)
  なんでこんなにでかいのか分かりませんが、これからがんばって小さ
  くするまでのことです。


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