[OSASK 5655] BOARD: Re: Re: OSASK スタイル

このメールは、OSASK伝言板に書き込まれた内容です。
この書き込みに返事を書く場合は、下のURLから書き込みを行なって下さい
http://www.imasy.org/~mone/osask/index.cgi?REFER=3e37681a_1679d

2003/01/29 14:35
nisi


 nisi です

# オフではOSASKのコンパクトさに焦点があたっていたよう
# ですので、ちょっとエミュレータOSとしてのOSASKに立ち
# 返って書いてみます。


>ハードと容易に切り離し可能なOSをOSASKとして描いている。
>ユーザである鈴木はOSを含めたコンピュータ環境を小指ほど
>の記憶媒体で持ち歩いて、その場その場でなめらかに作業を
>継続している。これはWindowsには明らかに不可能なことだ。

 OSASKの未来像として「指先ほどの記憶装置」に入ったPC像
 という観点はとても面白く感じました。
 ただ、「Windowsには明らかに不可能なこと」なのかどうか
 疑問が残りました・・・


>これもハードと容易に切り離し可能なOSとしてOSASKを描
>いている。実社会において重要なのはハードではなく(環
>境を含めた)データであり今回のようなケースでは、時間
>的、金銭的なコストもあまりかからないことはOSASKなら
>ではだろう。これもWindowsでは不可能と言える。

 ハードではなくソフトが重要なのは当然ですが、やはり
 これが「OSASKならでは」なのかは・・・
 じゃあ、OSASKならではな事は何か?となると・・・実は
 「OSASKじゃなきゃできないこと」なんて無いと思うんで
 す・・・。ですが、OSASKを使えばより良くなる分野は確
 かにあるんじゃないかと思います。

 OSASKは特にエミュレータOSという側面を見れば、他のOS
 で動くアプリケーションを動かせるという点が利点である
 と同時に他のOSの文化がそこそこに成長しているというイ
 ンフラが不可欠にもなってきます。この点では他のOSの成
 果に寄生する物のようでもあります。


 実際のところ、環境さえあればデータだけを持ち運ぶ方が
 便利なこともあると思うのです。(これが「選べる」とい
 う視点を持てばいいだけなのですが)

 例えばセキュリティに類すること、プライバシーや個人情報
 に類することは環境ごと移動してしまえるとなると、先の例
 でいえば、「Aスティック」が盗まれた場合のダメージが痛い
 と思うのです。
 泥棒の視点から言えば、パソコン自体よりも遥かに容易に
 盗めるようになった・・・ということになりませんか?

 泥棒にとっても重要なのはデータの方かもしれません。


> 今回はOSASKの産業についてシナリオを考えてみました。

 こちらの件について、私も少し考えてみました。
 実際のところ挙げていただいているような仕事が目新しい
 かどうかはわかりません。似たようなものは有るように
 思えますが、同じものということはないでしょう。

 さて「OSASKの産業」とはなんだろう?

 例より、

>ユーザがIEから美術館をアクセス
>  ↓
>処理要求を美術館のWebサーバマシンが受信。Webサーバマシンが
>OSASKマシンに処理を投げる。
>  ↓
>処理要求に応じてOSASKマシンは、PC-98エミュレータで動く平安時代の
>絵巻のスクリーンショットをJPGデータにしてWebサーバマシンに返す。
>  ↓
>OSASKマシンから処理結果を受け取ったWebサーバマシンはクライア
>ントに結果を返す。
>  ↓
>クライアントのブラウザには平安絵巻がJPGの画像として表示される

 この流れについても同様に思うのですが、OSASKが本領を
 発揮したなら、そもそもクライアントのIEはOSASKで動作し、
 処理要求を受けたWebサーバーもOSASKで動いていて、同サ
 ーバー内でスクリーンショットを得ることができるはず
 です。

 例えばWebサーバーがLinux用にコンパイルされたapacheで、
 あってもOSASKのエミュは自身のネイティブアプリである
 かのように動くでしょう。
 スクリーンショットを生成するアプリがPC-98用であって
 もOSASKはやはり自身のネイティブアプリのように起動で
 きるでしょう。

 いちいちデータを受け渡していくことではなく、これらの
 シームレスな連携を実現することこそがOSASKなのではない
 かと思うのです。

 また、OSというのはハードウェアとソフトウェアの仲介役
 という立場で考えるとOSASKは真のOSとも言えるのではな
 いかと思います。
 つまりアプリケーションプログラムは対応するプラットフ
 ォームが何であるかを問わず、そこで動くわけですから、
 アプリケーションとハードウェアの橋渡しとしてのOSの機
 能の究極形じゃないかと思うんです。
 既にWinやMacではこういった一部のエミュレーションが行
 われていますが、これを全プラットフォームに広げてしま
 えばOSASKの構想となります(か? か?って ^^; )

 ということは、懸案「OSASKの産業」は全てのプラットフ
 ォームで扱われる全ての産業、そしてそれを連携させるた
 めの新しい産業とかかなぁ・・・とも思うのです。


# なんか、まとまらない・・・乱文で失礼しました。




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