こんにちは、川合です。 John4とimgtol0cをベータリリースしました。 まず、imgtol0cはバグがあったのでリリースし直しているだけです( オーバーライトコピーのバグ)。追加機能などはありません。 John4のほうは、次のような内容になっています。 ・I.Tak.さんのマウス対応pokonに対応。 ・I.Tak.さんのエラーメッセージ対応pioneerにも対応。 ・I.Tak.さんの減色アルゴリズムは入れなかったけど、代わりに減色ル ーチンを独自改良(I.Tak.さん版にははるかに劣るが、それでも今ま でよりもちょっと速くなったと思います)。4bit、8bit、16bitカラ ーの全ルーチンが改良の対象です。 ・へっぽこコンソールにrunコマンドを追加。 poko>run calm2.bin とかやるとアプリが起動します。 ・へっぽこコンソールにsetwindefコマンドを追加。 poko>setwindef 100 100 とやると、次回オープンするウィンドウのデフォルト位置を設定でき ます。runコマンドに先立って実行するといいでしょう。 ・スクリプトファイルを実行できます。拡張子.PSFを選んでやればOKで す。ただし、スクリプトファイルを実行する際にはコンソールが開か れていてはいけません。コンソールを閉じた状態で.PSFを選んでくだ さい。 ・直接起動周りを改造しました。直接起動ディスク生成で作られるOSAS K.SYSのサイズが大きくなっています。またIPLも変わりました。詳し くは後述。 スクリプトの実行とsetwindeとrunコマンドの拡張は、主に僕がデモ をやるときのためです。流れ良く話が進んでいるときにアプリをせこせ こと起動するのが手間なので、こいつで数個のアプリを事前に考えてお いた配置で並べてしまおうという魂胆です。もし「僕はいつもoyajiが2 個あってその上!guide!.txtを所定の場所に開いておくんだい!」とい う人がいましたら、その人にもそれなりに使えるでしょう。仮にあまり 用途がなかったとしてもこういういきさつででっち上げただけので怒ら ないでくださいね。 直接起動に関してですが、今まではIPL(ブートセクタ)内にOSASK.S YSのうちロードすべき本当のサイズなどの情報が書いてありました。こ れはOSASKの直接起動ディスク生成機能がIPLをディスクに書く際にOSAS K.EXEからサイズを計算して書き込んでいました。 しかし今のバージョンはOSASK.EXEの頭のところに自身のサイズ情報 があり、IPLはOSASK.SYSの最初のところを読んで、そこからサイズを取 得するという方式になっています。この仕組みだとOSASK.SYSをimgtol などで上書きしていくだけでバージョンアップやバージョンダウンが可 能になります。ついでに、OSASK.SYSにはKHBIOS対応で必要になる予定 の数バイトのマイクロコードも埋め込んであります。 ということで、もしJohn4以降で直接起動ディスク作成をやるのなら、 IPLファイルは必ずバンドルされている新しいものを使い、またJohn4以 降の.EXEファイルを指定してください。新旧をまぜると、多分暴走しま す(John3以前で古いIPLとJohn4の実行ファイルを使ってディスクイメ ージを作るのは問題なしですが、そんなことする必要はないでしょう) 。 John4以降のバージョンがまだ出ていないので、今のところはこの新 起動方法のメリットを試せません。次回にご期待ください。詳しいこと はその時にまた書きます。 John4はバグがなければ一般公開候補にしますので、テストをよろし くお願いします。一般公開日は7/6を予定しています。小柳さん報告の バグはまだ直していません。6/27までに問題がなければ、ソースと一 般公開版の内容予定などを公開します。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! imasy.org Homepage http://www.imasy.org/~kawai/