[osask 6820] Re: USB-boot.

  こんばんは、川合です。

  USB対応ブートセクタをバージョンアップしました。改良点は次の通
りです。

・USBデバイスに対して高速化。
・拡張INT13Hへの対応を断念(これはむしろ改悪)。

  やっとテスト用のUSB-FDDを入手して、早速先日リリースしたUSBブー
ト対応OSASKで遊んでいたのですが、これがあまりに遅くて失望しまし
た。

  しかしふと思い付いてDOSをUSB-FDDからブートしたところ、結構な速
さで起動するではありませんか(それでも内蔵FDDよりはちょっと遅い
けど)。僕は「そんなばかな!」「どうすればそんなまっとうな速度に
なるんだ!」ということで奮起して、あれこれ実験して、ついに読み込
みを速くするのに成功しました。

    http://hideyosi.zive.net/~k/osausb0b.lzh  (517KB)

  しかもこのバージョンだと、USB-CFも結構速くなりました。IDE-CFと
の速度の差は2倍くらいで収まっています(前のバージョンだと10倍く
らい違った)。

  しかし高速化のために、いろいろと作業が増えてコードが膨らんでし
まい、拡張INT13H用のコードは入らなくなってしまいました。というこ
とで、このブートセクタでは8GBより後ろのパーティションではうまく
動きません。MBRは相変わらず2048GBまでちゃんと対応しています。

  OSASK ver.4.4からは、ディスクイメージ版もOSのみ版もこのブート
セクタになります。また、ATのディスクイメージ版については、

  ・内蔵FD用
  ・USB-FD用

に分かれます。内蔵FD版は今まで通りの雰囲気です。USB-FD用はOSASKF
DI.SYS型で、起動できますが書き換えられません。

  ちなみに内蔵用のディスクイメージでも、USB-FDDから起動すること
はできます。しかし、アプリを実行することができません。USB-FD用
を内蔵FDDから起動することもできます。この場合アプリも実行できま
すが、リードオンリーです。

  OSASKFDI.SYSの場合、起動後にdrvcfやdrvfdなどをやれば、通常通り
の使用もできます。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
OSASK計画代表 / システム設計開発担当
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/

ML番号でジャンプ
ML単語検索