こんばんは、川合です。 USB対応ブートセクタをバージョンアップしました。改良点は次の通 りです。 ・USBデバイスに対して高速化。 ・拡張INT13Hへの対応を断念(これはむしろ改悪)。 やっとテスト用のUSB-FDDを入手して、早速先日リリースしたUSBブー ト対応OSASKで遊んでいたのですが、これがあまりに遅くて失望しまし た。 しかしふと思い付いてDOSをUSB-FDDからブートしたところ、結構な速 さで起動するではありませんか(それでも内蔵FDDよりはちょっと遅い けど)。僕は「そんなばかな!」「どうすればそんなまっとうな速度に なるんだ!」ということで奮起して、あれこれ実験して、ついに読み込 みを速くするのに成功しました。 http://hideyosi.zive.net/~k/osausb0b.lzh (517KB) しかもこのバージョンだと、USB-CFも結構速くなりました。IDE-CFと の速度の差は2倍くらいで収まっています(前のバージョンだと10倍く らい違った)。 しかし高速化のために、いろいろと作業が増えてコードが膨らんでし まい、拡張INT13H用のコードは入らなくなってしまいました。というこ とで、このブートセクタでは8GBより後ろのパーティションではうまく 動きません。MBRは相変わらず2048GBまでちゃんと対応しています。 OSASK ver.4.4からは、ディスクイメージ版もOSのみ版もこのブート セクタになります。また、ATのディスクイメージ版については、 ・内蔵FD用 ・USB-FD用 に分かれます。内蔵FD版は今まで通りの雰囲気です。USB-FD用はOSASKF DI.SYS型で、起動できますが書き換えられません。 ちなみに内蔵用のディスクイメージでも、USB-FDDから起動すること はできます。しかし、アプリを実行することができません。USB-FD用 を内蔵FDDから起動することもできます。この場合アプリも実行できま すが、リードオンリーです。 OSASKFDI.SYSの場合、起動後にdrvcfやdrvfdなどをやれば、通常通り の使用もできます。 それでは。 -- 川合 秀実(KAWAI Hidemi) OSASK計画代表 / システム設計開発担当 E-mail:kawai !Atmark! imasy.org Homepage http://www.imasy.org/~kawai/