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[OSASK 2827] beta-test(Re: Benchmark).



  こんにちは、川合です。


MITSUNARI shigeo さんは 2001/12/30 21:07:54 の「[OSASK 2821] Re:
 Benchmark」で書きました:

(ベータ版)
>を見て試そうと思ったのですがコードネームや略語が多くて
>何がなんだかわからず気軽に出来ませんでした。
>MLに参加している人にもそんな人は多いんじゃないでしょうか。
>commentの欄がもうちょと分かりやすいものだとよいと思うのですが。

  ご意見ありがとうございます。

  確かにcomment欄に「OSASK/AT ver.2.0一般公開候補版」などと書く
程度で良ければ、それは大した手間ではありませんし、これくらいで光
成さんの手間が省けるなら喜んでやりましょう。

  ・・・と最初は思ったのですが、今はちょっと慎重な立場を取ってい
ます。

  もしかしたら、光成さんはふらふらとベータ版ページに来て、適当に
ダウンロードして実行しようなどとお考えになったのではないでしょう
か?・・・もしこの懸念が当たっていたら、それはまずいです。そんな
気持ちでベータ版を試してはいけません。危険すぎます。

  OSASKはまがいなりにもOSで、しかもベータ版には問題があることが
よくあります。特に最近はファイルへのライト機能を実装している段階
で、十分な配慮なしに実行してしまえば、大事なディスクのファイルが
消失してしまうことは容易に起こるでしょう。

  ベータ版ページを見に行くのは、ダウンロードするべきものを充分に
理解してからです。・・・以下、僕がお勧めするベータテスト参加手順
です。

1.その時のOSASKの一般公開最新版をダウンロードし、全ての機能を
    把握する。添付のドキュメントは隅々までよく読む。

2.一般公開版のドキュメントの最後のところに次期バージョンのコー
    ドネームが書かれているのでそれを把握する。コードネームについ
    ては「OSASK開発予想」のところにも紹介されているので、そちら
    を参考にしてもよい。

3.OSASK-MLの過去2ヶ月くらいにわたって、そのコードネームについ
    て言及されている部分をすべて探し出して、目を通す。AT互換機版
    以外のバージョンの場合は、対応するAT互換機版のコードネームも
    検索して読んでおく。・・・これで、どのような機能が追加されて
    いて、どのような危険があるのか把握できるでしょう。

  以上をやり終えれば、必要な情報はすべて把握できるはずです。そし
てこの段階になって初めてベータ版のダウンロードページに行くのです
。

  もちろん、これをさかさまにすることはできるでしょう。まずダウン
ロードし、それから必要な情報を集める、という方法です。・・・しか
しこれを可能にするということはとても危険かもしれません。光成さん
はちゃんと情報を確認なさるかもしれませんが、全ての方々にそれを期
待することができるでしょうか?

  そもそも、ベータ版に十分なドキュメントがついていないからこんな
ややこしいことになっているんです。しかしベータ版に十分なドキュメ
ントをつけたりすれば、開発ペースはかなり落ちるでしょう。OSASK-ML
でのフォロー読むことを前提にしているからこそ、今のペースが維持で
きているんです。

  以上のような懸念を取り払えて、かつ光成さんの便利にかなうような
良い方法がありましたら、ぜひご提案ください。・・・それまでは安全
を重視して、今のままにしておきたいと思います。


  それでは。

--
    川合 秀実(KAWAI Hidemi)
川合堂社長 / OSASK計画総指揮 / カーネル開発班
E-mail:kawai !Atmark! imasy.org
Homepage http://www.imasy.org/~kawai/