(0)
- このblikeでは厳密な説明を避けています。そもそもこれはJavaではなくてJavaアプレットだろう?とか、オブジェクト名が違ったらこの限りではないとか、こんな描画方法では処理が重くなるから良くないとか、そういうことは全て承知の上です。そういうことの説明を先送りする代わりに、まずは分かりやすくとっつきやすくしています。
(1)
- Javaで文字を書くときは、
grp.drawString("~", x座標, y座標);
- という命令を使います。座標は文字の書き始めの位置で、先頭の文字の左上の座標ではなく、先頭文字の左下の座標を指定します。
- 座標っていうと分かりにくい人は、
- x座標=画面の左端までの距離
- y座標=画面の上端までの距離
- だと思えばいいと思います。
- だから、x座標を増やせば文字は右に行きますし、y座標を増やせば文字は下に行きます。
- なお、どんなにたくさん grp.drawString() しても、最後に repaint(); というのを書かないと画面には出ないことがあります。 repaint(); が来るまでJavaは画面描画の処理を間引いて、 repaint(); が来たら遅れたぶんを全部取り戻すということをしています。これは高速化とちらつき防止のためです。
- 最後だけではなくて、時間待ちなどの前にも repaint(); を忘れないようにしましょう。
- repaint(); が必要なのは、文字を書くだけではなくて、描画関係の命令すべてに当てはまります。
(2)
- Javaで文字を書くとき、文字をもっと大きくしたい、もっと小さくしたい、フォントを少し変えたい、と思うことがあります。
- そんなときは、
grp.setFont(new Font("Dialog", 文字のタイプ, 文字の大きさ));
- 文字のタイプ:
- Font.PLAIN : 普通の文字
- Font.ITALIC : 斜体の文字
- Font.BOLD : 太字
- 文字のタイプ:
- とやります。これで次回以降の grp.drawString() では指定したフォントで書けるようになります。文字の大きさは、12が標準の大きさです。
(3)
- Javaでは %d みたいな指定がありません。じゃあ、変数の内容を表示するにはどうするの?ってなるわけですが、それは「数字を文字列に変換した上で、文字列を足し算する」という方法を使います。
- たとえばこんな感じです。
a = 3; b = 5; grp.drawString(Integer.toString(a) + "+" + Integer.toString(b) + "=" + Integer.toString(a + b), 100, 100);
- こうすると、画面には、 3+5=8 と出るはずです。
- 数字だけを書きたいときは、足し算しないで、
grp.drawString(Integer.toString(a), 100, 100);
- とかでももちろんOKです。
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初版日時: 2010-07-09 (金) 20:46:47
最終更新: 2010-07-10 (土) 00:00:00 (JST) (350d) by lina
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