1: 2009-01-13 (火) 22:00:05 |
現: 2024-01-08 (月) 12:58:42 k-tan |
- | * ぐいぐい01に関するメモ-27 | + | TITLE:x |
| + | * ぐいぐい01に関するメモ-27 [#ud59caf8] |
| -(by [[K]], 2009.01.13) | | -(by [[K]], 2009.01.13) |
| -メモのうち重要な部分をそのうちまとめてまともなページを作る | | -メモのうち重要な部分をそのうちまとめてまともなページを作る |
- | *** (39) GOで「ぐいぐい01」アプリを作る(5) | + | *** (39) GOで「ぐいぐい01」アプリを作る(5) [#t6b647e1] |
| -[[GUIGUI01/memo26]]の続きです。 | | -[[GUIGUI01/memo26]]の続きです。 |
| ---- | | ---- |
| -今回の最初のプログラムは、いわゆるファイルダンプです。ファイルをオープンして、それを16進数でだだーっと書きます。ex0021.cです。 | | -今回の最初のプログラムは、いわゆるファイルダンプです。ファイルをオープンして、それを16進数でだだーっと書きます。ex0021.cです。 |
| #include <guigui01.h> | | #include <guigui01.h> |
| + | |
| unsigned char cmdusage[] = { | | unsigned char cmdusage[] = { |
| 0x86, 0x50, | | 0x86, 0x50, |
| 0x40 | | 0x40 |
| }; | | }; |
| + | |
| void sethex(char *s, int i, int n) | | void sethex(char *s, int i, int n) |
| { | | { |
| return; | | return; |
| } | | } |
| + | |
| void G01Main() | | void G01Main() |
| { | | { |
- | unsigned char buf[16]; | + | unsigned char buf[16], s[8]; |
- | int i = 0, j; | + | int i, j, k; |
| g01_setcmdlin(cmdusage); | | g01_setcmdlin(cmdusage); |
| + | g01_getcmdlin_fopen_s_0_4(0); /* 0はreadモード, 4はslot番号, 0は引数番号 */ |
| g01_putstr0(" offset +0 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +A +B +C +D +E +F 0123456789ABCDEF\n"); | | g01_putstr0(" offset +0 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +A +B +C +D +E +F 0123456789ABCDEF\n"); |
| g01_putstr0("---------------------------------------------------------------------------\n"); | | g01_putstr0("---------------------------------------------------------------------------\n"); |
| + | for (i = 0;; i += 0x10) { |
| + | j = jg01_fread1(4, 16, buf); |
| + | if (j == 0) { |
| + | break; |
| + | } |
| + | sethex(s, i, 8); |
| + | g01_putstr1(8, s); /* g01_putstr1()は文字数を指定できる。だからs[8]=0;がいらない。 */ |
| + | g01_putstr0(" "); |
| + | for (k = 0; k < 16; k++) { |
| + | if (k < j) { |
| + | sethex(s, buf[k], 2); |
| + | g01_putstr1(2, s); |
| + | g01_putc(' '); |
| + | } else { |
| + | g01_putstr0(" "); |
| + | } |
| + | } |
| + | g01_putc(' '); |
| + | for (k = 0; k < 16; k++) { |
| + | if (k < j) { |
| + | if (0x20 <= buf[k] && buf[k] <= 0x7e) { |
| + | g01_putc(buf[k]); |
| + | } else { |
| + | g01_putc('.'); |
| + | } |
| + | } |
| + | } |
| + | g01_putc('\n'); |
| + | } |
| } | | } |
- | -ex0016では、cmdusage[ ]が合計18バイトにまで増えました。しかしこれは13バイトにまで減らせます。小さいことは「ぐいぐい01」ではとても重要なことなので、最初はそれを説明しようと思います。 | + | -これをmakeすると375バイトになります。そして実行するとこんな感じです。 |
- | -ex0016のcmdusage[ ]の中には、16進数の1の位に「c」が出てくる場所が5ヶ所あります。これは、gh4のコードで「次の1バイトを数値として解釈」させるために使っています。しかし、もし値が0~4の範囲であれば、わざわざこんなことしないで、「c」の位置にその値を直接書いてしまっていいのです。gh4とはそういうものなのです。 | + | >efg01 ex0021.g01 |
- | //ちなみに最初の 0x86, 0x5c, ?, の「c」の部分は4までしか置き換えられませんが、その他の「c」は5もOKです。 | + | usage>ex0021.g01 [in:]input-file |
- | -何を言っているのかよく分からないと思いますが、たとえば、 | + | |
- | 0x86, 0x5c, 0, | + | >efg01 ex0021.g01 make.bat |
- | -の部分を考えましょう。これは、 | + | offset +0 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +A +B +C +D +E +F 0123456789ABCDEF |
- | 0x86, 0x50, | + | --------------------------------------------------------------------------- |
- | -と短く書けるのです。これで1バイト節約できます。同じようにして、他の部分を全部整理するとこうなります。ex0017.cです。 | + | 00000000 2E 2E 5C 7A 5F 74 6F 6F 6C 73 5C 6D 61 6B 65 2E ..\z_tools\make. |
- | #include <guigui01.h> | + | 00000010 65 78 65 20 25 31 20 25 32 20 25 33 20 25 34 20 exe %1 %2 %3 %4 |
| + | 00000020 25 35 20 25 36 20 25 37 20 25 38 20 25 39 %5 %6 %7 %8 %9 |
| + | -他にも「>efg01 ex0021.g01 ex0021.g01」とか「>efg01 ex0021.g01 ex0021.org」とかやると結構おもしろいです。375バイトの割になかなか遊べます。 |
| + | -さて遊んでばかりではいけないので説明をします。最初はcmdusage[ ]ですが、 0x0c がファイルパス型です。ついでなのでまとめておきましょう。 |
| + | |0x0c|ファイルパス型引数| |
| + | |0x1c|整数型引数| |
| + | |0x2c|フラグ型引数| |
| + | |0x3c|文字列型引数| |
| + | -関数sethex()はsetdecを16進数用に改造しただけのものです。 |
| + | -それでG01Main()の g01_getcmdlin_fopen_s_0_4(0); で、引数番号0に書かれたファイルをリードモードでオープンさせ、スロット番号4に割り当てています。これは本来は、 g01_getcmdlin_fopen_s(0, 4, 0); と書くべきところなのです。しかしこの関数をguigui01.hに書いておくのをすっかり忘れていました。それで、 g01_getcmdlin_fopen_s_0_4() というのは、スロット番号4にリードモードでオープンするのがあまりによくあるケースなので、関数の引数で指定しなくてもいいことにしたいわば省略形です。 |
| + | -スロット番号というのはファイルハンドルの入れ物みたいなもので、ファイルのオープンに使う場合は4番から31番のどれかを使います。しかしまあ、たいていリードは4番で、ライトは5番でやります。どうしてかというと、 g01_getcmdlin_fopen_s_0_4() などの関数を使いたいからですね(サイズが節約できます)。 |
| + | - j = jg01_fread1(4, 16, buf); というのは、スロット番号4のファイルから最大16バイトまで読み込んでbufにしまいます。そして読み込めたバイト数がjに入ります。これが0ならファイル終端です。 |
| + | -freadのうしろの1が気になるかもしれませんが、「ぐいぐい01」のAPIでは、文字列などを指定するときに、末尾を0にして終端を表現する方法と、文字数を指定して終端を表現する方法の両方をサポートしている場合が多いです。で、ゼロ終端型の場合関数名には0が入ります。そして文字数型の場合は1が入ります。ex0023.cではfread0の例を示そうと思います。 |
| + | ---- |
| + | -ex0021は分かりやすさ重視で簡略表現を避けていましたが、今度はプログラムを短くするためのテクニックを全部使うことにしましょう(本当は?演算子を使うことでもっと短くできるんだけど、それはAPIじゃなくてC言語文法の話が必要になるので今回はパス)。 |
| + | -まずはやっぱりcmdusage[ ]です。実はusage内の説明部分で「file」という単語はとてもよく出てくるので、これを1バイトで表現するテクニックがあります( 0x02 )。それを使うとこうなります。 |
| unsigned char cmdusage[] = { | | unsigned char cmdusage[] = { |
| 0x86, 0x50, | | 0x86, 0x50, |
- | 0x00, 's', 0x33, 's', 't', 'r', | + | 0x01, 'i', 'n', 0x0c, 6, 0x01, 'p', 'u', 't', '-', 0x02, |
- | 0x10, 'n', 0x11, '#', | + | |
| 0x40 | | 0x40 |
| }; | | }; |
- | | + | -しかししかし。そもそも「in:input-file」という表現そのものが、本当によく出てくるのです。ということで、これ全体を0x88の1バイトだけで表していいことになっています。さらにもしこれを「[in:input-file]」にしたければ、0x89にすることになっています。ということで、今回はこんなに短くなります。 |
- | void G01Main() | + | |
- | { | + | |
- | (ex0015.cと同じ内容) | + | |
- | } | + | |
- | -これをmakeすると139バイトになります。でも動作はex0016と完全に同じです。 | + | |
- | ---- | + | |
- | -じゃあもう一つ小さくする技を。ex0017では引数が「s:str」と「n:#」でしたが、これを「str:string」と「num:number」にしたいとしましょう。まあどうせ順序を覚えていれば「str:」や「num:」とタイプする必要はないですしね。それなら分かりやすいほうがいい、と考える人もいるでしょう。 | + | |
- | --そういえば今まで説明してきませんでしたが、引数名は半角で文字コード0x21~0x7eの範囲で(つまり数字はいいけどスペースはダメ)、「"」や「:」を含まないものにしなければいけません。というか記号類は避けたほうがいいです。確実に使っても問題がない記号を以下に挙げておきますが、とにかく記号なんて使うと、OSによっては(というかシェルによっては)、入力しにくくなること請け合いです(後半のものはできれば使わないで置いたほうがいいんじゃないかと思ったもの)。 | + | |
- | !#'=~+-/@_\^` ;?*& | + | |
- | -ということでex0018.cです。 | + | |
- | #include <guigui01.h> | + | |
| unsigned char cmdusage[] = { | | unsigned char cmdusage[] = { |
| 0x86, 0x50, | | 0x86, 0x50, |
- | 0x02, 's', 't', 'r', 0x34, 0x01, 'i', 'n', 'g', | + | 0x88, |
- | 0x12, 'n', 'u', 'm', 0x11, 0x01, 'b', 'e', 'r', | + | |
| 0x40 | | 0x40 |
| }; | | }; |
- | | + | -次はsethex()です。とりあえず'0'を足して、'9'より大きくなってしまったら'A'以降になるようになにやら補正していますが、実は「ぐいぐい01」ではこんなことをする必要がありません。文字コード0x10~0x1fがまさに「16進数表示用の文字」ということになっているので、以下のようなプログラムで全く同じ結果が得られます。 |
- | void G01Main() | + | void sethex(char *s, int i, int n) |
| { | | { |
- | (ex0015.cと同じ内容) | + | int j; |
| + | for (j = n - 1; j >= 0; j--) { |
| + | s[j] = 0x10 + (i & 0xf); |
| + | i >>= 4; |
| + | } |
| + | return; |
| } | | } |
- | -ここでまたサイズを節約するテクニックを使いました。というのは引数説明のところで、0x01というのを使っているからです。これはusage表示するときに引数名に置換されます。これを使うことで 0x3c や 0x1c を使わずに済んでいますし、そもそも置換することでそれぞれ2バイト節約しています。 | + | -ただしこれは注意してほしいのですが、この文字コードが使えるのはg01_putc()やg01_putstr系で表示する場合だけです。ファイルに書き込む場合にはそれが文字コードなのかそれともバイナリファイルの一部なのか分からないので、0x10~0x1fを'0'~'F'と見なしていいのかどうかシステムが分からないのです(というか見なしてはいけないモードになっている)。ということで、モードを変更しない限り、ファイルに出力する場合はex0021のsethex()を使う必要があります。 |
- | -makeすると147バイトになります。一応usage表示を見て確認しておきましょう。 | + | -最後はこれです。 j = jg01_fread1(4, 16, buf); これは j = jg01_fread1_4(16, buf); とできるので(そのほうが小さい)、これを使うことにします。 |
- | >efg01 ex0018.g01 | + | -あとはこれです。 |
- | usage>ex0018.g01 [str:]string [[num:]number] | + | g01_putstr0(" offset +0 +1 +2 +3 +4 +5 +6 +7 +8 +9 +A +B +C +D +E +F 0123456789ABCDEF\n"); |
| + | g01_putstr0("---------------------------------------------------------------------------\n"); |
| + | -これを以下のように改造しました。 |
| + | g01_putstr0(" offset "); |
| + | for (k = 0x10; k < 16 + 0x10; k++) { |
| + | g01_putstr0(" +"); |
| + | g01_putc(k); |
| + | } |
| + | g01_putstr0(" "); |
| + | for (k = 0x10; k < 16 + 0x10; k++) { |
| + | g01_putc(k); |
| + | } |
| + | g01_putstr0("\n---------------------------------------------------------------------------\n"); |
| + | -ということで、この変更を全部適用して(ex0022.c)makeすると337バイトになります。38バイト(1割以上)も減りました。ばんざい。 |
| + | -おっと忘れていました。もし存在しないファイル名などを指定したらどうなるのでしょうか?・・・こうなります。 |
| + | >efg01 ex0022.g01 hoge.txt |
| + | File read open error: hoge.txt |
| + | -これは現在ファイルオープンエラーを継続不能なエラーとしてシステム側で処理するモードになっているせいです。これを解除すればスロット番号4にオープン失敗のハンドルが格納されて処理を続行することもできます。でもたいていはデフォルトのままのほうが自分で面倒なエラー処理をしなくていいので、楽です。 |
| ---- | | ---- |
- | -こうしてコマンドラインにたくさん引数を使うようになると、usage表示がかなり長くなることがあります。「usageなんかみないぜ!そんなの気にしない」っていう人はそれで問題ないんですが、やっぱりどうせならきれいにusage表示してほしいって思う人もいるでしょう。ここではその方法を説明したいと思います。 | + | -おまけ |
- | -ということでex0019.cです。 | + | --abcdw014以降では(IRCでのmiyasakaさんからの要望のおかげで)efg01に対して拡張子.g01を省略できるようになっています。さらに、こんなファイルを「e.bat」として作って c:\windows\ に入れておくともっと便利になります(efg01.exeの絶対パスについては各自自分の環境に合わせて書き直してください)。 |
| + | @c:\tolset\z_tools\efg01.exe %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 |
| + | --これを c:\windows\ に入れておく理由は、デフォルトでここにパスが通っているからです。パスさえ通っていればどこでもいいので、windowsディレクトリに自作のものを入れるのが不安な人は、好きなようにしてください。 |
| + | --さてこれをやっておけば、 |
| + | prompt>e nask |
| + | --とやるだけでnaskのusageが出るようになります(z_toolsに入っているものについてはパスを書く必要がなくなる)。tolset以外の.g01アプリも |
| + | prompt>e アプリのパス |
| + | --で起動できるようになります。なかなか便利なので、興味があれば一度試してみてください。 |
| + | ---- |
| + | -今度はテキストファイルをただ画面に出力するDOSのtypeコマンドみたいなアプリを作ってみます。最初は難しいことを全部避けて、極力簡単にしてみます。 |
| + | -ASCIIのみのテキストファイルしか絶対にin:に指定しないとして、しかも常に2MB未満のサイズだと仮定して問題ないのなら、ここまで単純化できます。ex0023.cです。 |
| #include <guigui01.h> | | #include <guigui01.h> |
| + | |
| unsigned char cmdusage[] = { | | unsigned char cmdusage[] = { |
| 0x86, 0x50, | | 0x86, 0x50, |
- | 0x02, 's', 't', 'r', 0x34, 0x01, 'i', 'n', 'g', | + | 0x88, |
- | 0x87, | + | |
- | 0x12, 'n', 'u', 'm', 0x11, 0x01, 'b', 'e', 'r', | + | |
| 0x40 | | 0x40 |
| }; | | }; |
| + | |
| void G01Main() | | void G01Main() |
| { | | { |
- | (ex0015.cと同じ内容) | + | char *b = g01_bss1a1; /* mallocを使わなくてもこれで2MBのバッファがもらえる */ |
| + | g01_setcmdlin(cmdusage); |
| + | g01_getcmdlin_fopen_s_0_4(0); |
| + | jg01_fread0_4(2 * 1024 * 1024, b); /* 最大2MB, 終端に0がつく */ |
| + | g01_putstr0(b); |
| + | return; |
| } | | } |
- | -これをmakeすると148バイトになりますが、注目ポイントは 0x87, です。これがあると、usage表示のときにここで改行します。それ以外の効果はありません。この改造をしてももちろん「num:」は引数番号1のままです(2になったりはしない)。 | + | -これをmakeすると91バイトになります。簡単すぎて信じられないかもしれませんがそれでもちゃんと機能します。 |
- | -これをusage表示させるとこうなります。 | + | >e ex0023 |
- | >efg01 ex0019.g01 | + | usage>ex0023 [in:]input-file |
- | usage>ex0019.g01 [str:]string | + | |
- | [[num:]number] | + | >e ex0023 make.bat |
| + | ..\z_tools\make.exe %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8 %9 |
| + | |
| + | >e ex0023 Makefile |
| + | TARGET = ex0023 |
| + | MODE = g01 |
| + | OBJS = ex0023.obj |
| + | |
| + | INCPATH = ../z_tools/guigui01/ |
| + | include ../z_tools/com_mak.txt |
| + | -ただしこれではex0023.c自身は表示できません(まあ無理にやっても文字化けする程度で済みますが)。というのはコメント部分に日本語(=非ASCII)が入っているからです。ということで次はそれを何とかしましょう。 |
| ---- | | ---- |
- | -さてここまでで整数型引数と文字列型引数を紹介してきましたが、次はフラグ型引数を紹介します。これは値を指定するのではなく、単にその引数名が現れたかどうかだけを問題にします。・・・どんな例にしましょうか。じゃあたとえば0からnまで数えるプログラムを使いましょう。ex0020.cです。 | + | -ということで作ってみたex0024.cです。 |
| #include <guigui01.h> | | #include <guigui01.h> |
| + | |
| unsigned char cmdusage[] = { | | unsigned char cmdusage[] = { |
- | 0x86, 0x51, /* フラグ型は自動当てはめ対象からははずすようにする */ | + | 0x86, 0x51, |
- | 0x13, 'd', 'o', 'w', 'n', 0x20, | + | 0x13, 's', 'j', 'i', 's', 0x20, |
- | /* フラグ型は当然省略可能に。そしてフラグ型には説明を付けない。 */ | + | 0x88, |
- | 0x00, 'n', 0x11, '#', | + | |
| 0x40 | | 0x40 |
| }; | | }; |
- | | + | |
- | void setdec(char *s, int i, int n) | + | |
- | { | + | |
- | (ex0010.cと同じ内容) | + | |
- | } | + | |
| void G01Main() | | void G01Main() |
| { | | { |
- | int i, n; | + | unsigned char *b = g01_bss1a1, *p, sjis = 0; |
- | char s[4]; | + | |
| g01_setcmdlin(cmdusage); | | g01_setcmdlin(cmdusage); |
- | n = g01_getcmdlin_int_s(1); | + | sjis = g01_getcmdlin_flag_o(0); |
- | if (g01_getcmdlin_flag_o(0) == 0) { | + | g01_getcmdlin_fopen_s_0_4(1); |
- | /* down指定がない場合 */ | + | jg01_fread0_4(2 * 1024 * 1024, b); |
- | for (i = 0; i <= n; i++) { | + | for (p = b; *p != 0; p++) { |
- | setdec(s, i, 3); | + | if (*p < ' ' && *p != '\t' && *p != '\n' && *p != '\r') { |
- | s[3] = 0; | + | *p = '.'; |
- | g01_putstr0(s); | + | } |
| + | if (*p == 0x7f) { |
| + | *p = '.'; |
| } | | } |
- | } else { | + | if (*p >= 0x80) { |
- | /* down指定がある場合 */ | + | if (sjis != 0 && !(0xa0 <= *p && *p <= 0xdf) && p[1] != 0) { /* SJIS全角 */ |
- | for (i = n; i >= 0; i--) { | + | *p = '.'; |
- | setdec(s, i, 3); | + | p++; |
- | s[3] = 0; | + | } |
- | g01_putstr0(s); | + | *p = '.'; |
| } | | } |
| } | | } |
| + | g01_putstr0(b); |
| return; | | return; |
| } | | } |
- | -これをmakeすると265バイトになります。そしてusageを出してみると、こうなります。 | + | -これをmakeすると181バイトになります。これならちゃんと表示できます。 |
- | >efg01 ex0020.g01 | + | -このプログラムで注意しておくべきところは、bで受け取った中身を書き換えているということです。旧OSASKではこのような行為はファイルの書き換えを意味していました(メモリマップトファイルだったので)。しかしjg01_fread系はファイルの内容を「メモリに読み込む」APIなので、書き換えても元のファイルの内容が変更されることはありません。変わるのはメモリの内容だけです(旧OSASKのmapmoduleはファイルにアクセスするために「メモリ空間に割り当てて」いた)。 |
- | usage>ex0020.g01 [down] [n:]# | + | |
- | -適当に実行してみるとこんな感じです。 | + | |
- | >efg01 ex0020.g01 10 | + | |
- | 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 | + | |
| | | |
- | >efg01 ex0020.g01 7 down | |
- | 7 6 5 4 3 2 1 0 | |
- | -プログラムから推測できるように、 0x2c がフラグ型になります。しかしフラグ型では説明は付けないので、 0x20 を使うことになります。フラグ型を指定するときは、「down:」のように末尾に「:」があっても構いません。 | |
- | >efg01 ex0020.g01 7 down: | |
- | 7 6 5 4 3 2 1 0 | |
- | -フラグがコマンドライン中に存在していれば、g01_getcmdlin_flag_o()の値が0以外になります。存在しなければ0です。 | |
| | | |
- | * こめんと欄 | + | * こめんと欄 [#laba58b6] |
- | - このシリーズは好評のようです。実際にアプリを作って遊んでくれる人も出てきました。 -- [[K]] &new{2009-01-13 (火) 11:07:16}; | + | - ex0022が351バイトになって我ながら感動したので、後日ASKAかnaskで全部書いてみようと思いました(註:abcdw012での話です)。半分くらいにならないかなあ? -- [[K]] &new{2009-01-13 (火) 23:51:38}; |
| + | - とりあえず200バイトを切ることは確認。 -- ''K'' &new{2009-01-14 (水) 00:53:13}; |
| + | - できた。182バイト。半分には行かなかったけど、とりあえず満足。 -- ''K'' &new{2009-01-14 (水) 11:31:04}; |
| + | - そしてabcdw013で168バイト達成。 -- ''K'' &new{2009-01-14 (水) 19:04:03}; |
| + | - abcdw014向けの記述に修正。 -- ''K'' &new{2009-01-17 (土) 10:42:06}; |
| | | |
| #comment | | #comment |