3: 2011-03-08 (火) 22:12:05 名無しさん[C1tKa0P8FJM] |
現: 2024-01-08 (月) 12:58:54 lina |
| * 上級者向けのblikeマニュアル(2) [#cd17d333] | | * 上級者向けのblikeマニュアル(2) [#cd17d333] |
| -(by [[K]], 2011.03.08) | | -(by [[K]], 2011.03.08) |
- | -C言語の文法が分からないという人を対象にはしていません。そういう人は[[blike/intro]]へ。 | + | -このページはC言語の文法が分からないという人を対象にはしていません。そういう人は[[blike/intro]]へ。 |
| -ドライバ開発者向けの情報は[[blike/drv]]にあります。 | | -ドライバ開発者向けの情報は[[blike/drv]]にあります。 |
| | | |
| --線を引く。色は事前に color() か setCol() で指定しておくこと。 | | --線を引く。色は事前に color() か setCol() で指定しておくこと。 |
| --アルゴリズムの関係で、drawLine(x0, y0, x1, y1) と drawLine(x1, y1, x0, y0) が厳密には重ならない場合もある。とはいえ、ズレは1ピクセル程度である。 | | --アルゴリズムの関係で、drawLine(x0, y0, x1, y1) と drawLine(x1, y1, x0, y0) が厳密には重ならない場合もある。とはいえ、ズレは1ピクセル程度である。 |
- | ---これがいやなら bball00a のようにすればいいだろう。 | + | ---これがいやなら bball00a.c のようにすればいいだろう。 |
| if (x0 <= t[j].x) | | if (x0 <= t[j].x) |
| drawLine(x0, y0, t[j].x, t[j].y); | | drawLine(x0, y0, t[j].x, t[j].y); |
| ---これはフラッシュ忘れを分かりやすくする。リリースモードにするとフラッシュ忘れが分かりにくくなる代わりに(忘れていても結構それなりに画面に反映されてしまうことがある)、メモリが節約され、速度も向上する。 | | ---これはフラッシュ忘れを分かりやすくする。リリースモードにするとフラッシュ忘れが分かりにくくなる代わりに(忘れていても結構それなりに画面に反映されてしまうことがある)、メモリが節約され、速度も向上する。 |
| ---リリースモードにしたいときは、一番最初に setMode(BL_RELEASE); と書くのが良いだろう。 | | ---リリースモードにしたいときは、一番最初に setMode(BL_RELEASE); と書くのが良いだろう。 |
| + | ---デバッグが終わる前にリリースモードにするべきではない。 |
| | | |
| -[01f以降] openVWin(int n, int sx, int sy) | | -[01f以降] openVWin(int n, int sx, int sy) |
| -[01f以降] copyRct1(int sx, int sy, int n0, int x0, int y0, int n1, int x1, int y1, int ic) | | -[01f以降] copyRct1(int sx, int sy, int n0, int x0, int y0, int n1, int x1, int y1, int ic) |
| --ウィンドウのある領域の画像を、別のウィンドウの同じ大きさの領域にコピーする。その際、 ic で指定した色が透明色として扱われる。 | | --ウィンドウのある領域の画像を、別のウィンドウの同じ大きさの領域にコピーする。その際、 ic で指定した色が透明色として扱われる。 |
| + | |
| + | -[01f以降] drawPtrn(int sx, int sy, int x, int y, char *c, char *p) |
| + | --ドット絵を描く。sxとsyは絵の大きさ。xとyは絵を描く座標。cは配色や絵の名前を指定するための文字列で、pは絵の内容を表す文字列である。以下に例を示す。 |
| + | drawPtrn(8, 8, 100, 100, "%name=sample ○=#000000 ●=#FFFFFF", |
| + | "●●●●●●●●" |
| + | "●○○○○○○●" |
| + | "●○●●●●○●" |
| + | "●○●○○●○●" |
| + | "●○●○○●○●" |
| + | "●○●●●●○●" |
| + | "●○○○○○○●" |
| + | "●●●●●●●●" |
| + | ); |
| + | --この例では全角文字を使ったが、 test021a.c のように半角でもよい。 |
| + | --絵の名前はエラー時にのみ使われるので、エラーが起きないのなら指定しなくてもよい。 |
| + | --この関数は文字列をちまちまと解釈するのであまり高速ではない。もし何度も表示するのなら、裏画面に一度これで描いておいて、あとはそこからcopyRct0するのがいいだろう。 |
| + | --色指定は、 #hhhhhh の形式の代わりに 0xhhhhhh を使うこともできる。多分そうしたほうが初心者には教えやすい(getPixして色比較するときに、if文中に #FFFFFF とは書けないから)。 |
| + | --ちなみに色 #80000000 は透明色として扱われ、描画されない。 |
| | | |
| *** そのほかの関数群 [#g0dd6fe4] | | *** そのほかの関数群 [#g0dd6fe4] |
| --乱数のパターンを指定する。 | | --乱数のパターンを指定する。 |
| | | |
- | * ドライバ関数群 [#r913b417] | + | *** 基本的なゲームの作り方 [#t4b0b065] |
- | -[01f以降] 各OSのmain関数 | + | -実はゲームに限らず、この構造は頻出する。 |
- | --この関数は、ドライバに必要な初期化を行って、さらに bl_init(); で blike の内部を初期化したのち、 blMain(); を呼び出す。 | + | 準備の処理 |
- | --もし blMain(); から帰ってきた場合は、アプリの終了が期待されているので、速やかにドライバの終了処理や bl_exit(); で blike の内部の終了処理を完了させたのち、アプリそのものをそのOSのやり方で終了する。現状では終了コードは渡されないので、常に正常終了でかまわない。 | + | for (;;) { |
- | | + | 画面に描画など(動かないものは再描画しないようにすると動作が軽くなる) |
- | -[01f以降] void *bld_malloc(unsigned int bytes) | + | 必要ならflshWinをやる(下でwaitを使うのならこれはやらなくていい) |
- | --この関数は、そのOSにおけるメモリ確保を期待している。確保に失敗した場合は NULL (0) を返してほしい。 | + | 終了判定が成立すればbreak |
- | | + | waitかwaitNF |
- | -[01f以降] void bld_free(void *p, unsigned int bytes) | + | inkey |
- | --この関数は、そのOSにおけるメモリ開放を期待している。bytesは確保時と同じ値を渡すので、必要であれば利用してよい。 | + | キー入力によっていろいろやる |
- | | + | キー入力によらない時間経過処理など(敵が動くとか) |
- | -[01f以降] void bld_openWin(int sx, int sy) | + | } |
- | --この関数は、そのOSにおけるウィンドウオープンを期待している。sxは160以上、syは1以上を blike 側で保障する。 | + | 終了処理 |
- | --ウィンドウに表示してほしいグラフィックのイメージバッファは、 bl_work.win[BL_SYSWIN].buf で参照できる(これは int * 型)。したがって、 int の配列で不都合がないのなら、ドライバ側でウィンドウのイメージを確保する必要はないだろう。 | + | -inkeyの後にも描画やflshWinをする場合がある。 |
- | --sxやsyについても、 bl_work.win[BL_SYSWIN].xsiz, bl_work.win[BL_SYSWIN].ysiz を参照すればいつでも得られるので、ドライバ側で保存する必要はないだろう。 | + | -ポイントは、画面を作り終わったらwaitして、waitの直後にinkeyするということである。 |
- | | + | |
- | -[01f以降] void bld_flshWin(int sx, int sy, int x0, int y0) | + | |
- | --この関数は、イメージバッファ内の指定された範囲のフラッシュを期待している。sxやsyが0以下になるとか、画面外のピクセルが含まれてしまうなど、そういうやっかいなパラメータを渡すことはないので、その辺はドライバ関数が心配する必要はない。 | + | |
- | --setMode(BL_DBGFLSH); では、不正なカラーコード(0x000000未満とか0xffffffより大きいとか)を渡さないようになっている。リリースモードの場合は、チェックを省略しているので、もしかしたら渡してしまうかもしれないが、しかしとりあえず常に不正なカラーコードが来ることはないと仮定していいと思われる。 | + | |
- | ---デバッグが完了しないうちにリリースモードを指定するほうがおかしいので。 | + | |